会長挨拶

 この度は、鹿沼歯科医師会のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。私は会長の鈴木定幸と申します。

日頃より本会の各種事業にご理解ご協力を賜り誠にありがとうございます。

本会は大正14年(1925年)4月19日に発足した「上都賀郡歯科医師会」を源流とし、種々の変遷を経て、平成25年一般社団法人化に伴い「鹿沼歯科医師会」と改称致しました。本年(令和7年)は100周年の節目の年となります。

我々歯科医師の使命は「歯科医療および保健指導を掌ることによって、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もって国民の健康な生活を確保するものとする」と歯科医師法に定められております。本会も設立以来、地域歯科医療の向上を目指して活動しております。

さて、皆様が「歯医者さん」として思い浮かぶのは、むし歯や歯槽膿漏(歯周病)の治療、失った歯を噛める状態に戻す治療などでしょうか。現在では、自分の歯やお口の状態を健康に保つため予防的な通院をされている方も多いかと思います。

また、それらに留まらず、マスコミ等を通じて“お口”と“身体の病気”の因果関係をお聞きになったことがある方も多いかと存じます。具体的には、歯周病菌が糖尿病、脳血管障害、心筋梗塞等に悪影響を及ぼすことが広く知られています。超高齢化社会を迎え平均寿命が延びる中、健康寿命の延伸の為には「歯とお口の健康」が大切であることは、歯科のみならず医科の各分野の先生方からも提唱されるようになってきております。

このような時代の要請を受け、本会は鹿沼市が平成25年に制定した「鹿沼市歯と口腔の健康づくり推進条例」を具体化するため、行政のみならず、上都賀郡市医師会、鹿沼薬剤師会、栃木県看護協会県西地区支部、そして鹿沼歯科衛生士会等、医療関係諸団体の皆様と連携しながら、歯と口腔から健康寿命の延伸を目指した活動を行っております。

お口の健康は、QOL(生活の質)に大いに影響を与えます。

鹿沼歯科医師会は歯科医療を通じて乳幼児からご高齢の方々まで、皆様の健康をお支えしてまいります。 

 

令和7年5月吉日

 

一般社団法人 鹿沼歯科医師会

会長 鈴木 定幸