会長挨拶

 この度、平成29年6月17日(土)に開催された鹿沼歯科医師会定時総会におきまして、前会長 佐川徹三先生の後任として鹿沼歯科医師会の会長を拝命することになりました。先輩の先生方や現会員の先生方が築いてきた歴史や伝統ある会の運営を担うこととなりその責任の重大さに身の引き締まる思いが致します、と共に力不足とは存じますが、誠心誠意努めさせて戴きますことをお誓い申し上げます。
 さて、鹿沼歯科医師会の主な事業として、初妊婦を対象とした「マタニティー歯科教室」「2歳児教室」「楽しく学ぶ親子歯と口の健康教室」。フッ素イオン導入やむし歯予防啓蒙講話。「歯と口の健康週間」における図画・ポスター、作文、標語のコンクール。歯周病対策としての歯周病検診(節目検診)や歯科ドック(お口の人間ドック)等を行っております。また保育園、幼稚園の歯科検診、学校歯科検診、40歳以降74歳までを対象とした「歯と口のいきいき健診」。また健康寿命の延伸を図るべく後期高齢者に対する歯科健診等を行っており、ライフステージを通じたこれらの取り組みにより、むし歯や歯周病、その他の疾患の早期発見に努めております。また、むし歯予防、歯周病予防、歯や口腔が全身におよぼす影響等の各種健康講話、啓蒙活動を通じ、予防歯科の大切さ、全身と歯科の重要性を訴え、健康寿命の延伸に繋げたいと思っております。
 その他、休日急患歯科診療、障害者歯科診療協力、寝たきり老人等の在宅訪問歯科診療、介護保険認定審査会協力、鹿沼地区歯科医師警察連絡会による身元不明死体等の捜査協力及び研修会、鹿沼市との間での災害時における歯科医療救護、歯科の観点から、言い換えれば歯と口を通した健康保持を主眼とした本年度11回を数える鹿沼市との共催の市民公開講座などの研修会等多くの事業を展開しています。
 鹿沼歯科医師会一丸となって、そして鹿沼市議会議員各位の深いご理解とご協力のもと、平成25年4月に施行された「鹿沼市歯と口腔の健康づくり推進条例」は上記事業を遂行するにあたり必要かつ重要なもので、現在は「鹿沼市、笑顔とお口のはつらつ計画」に則り、各種事業が行われておりますが、随時評価や見通しを図りながら今後も適格な運用が行えればと考えております。何れに致しましても、市民の健康保持・増進にはなくてはならない大きな役割を担っており、会員一同気を引き締めて守り育てていきたいと決意を新たにしております。
 私は前会長の考えを引き継ぎ、開かれた歯科医師会、そして歯と口の健康を通して市民の皆様が健康で快適な生活を送ることが出来るよう、何が最善かを常々考えて職責を全うする所存でございますので、当会に対しまして旧に倍するご指導ご鞭撻を切にお願い申し上げ、会長就任の挨拶とさせて戴きます。

 

平成29年7月吉日

 

一般社団法人 鹿沼歯科医師会

会長 相馬 英人