☆小学校高学年☆

 

●最優秀賞

『ずっと健康な歯を保つために』 鹿沼市立北小学校 4年 大塚 春奈

 

 小学生になって、私は自分一人で歯をみがくようになりました。
 お母さんが仕上げみがきをしていた頃は、歯のすみずみまで丁寧にみがいてくれていたけれど、自分ではやっぱり、簡単にサッとすませてしまったり、口をすすぐだけで終わりにしてしまう事もありました。
 そうしてしばらくたった時、私は初めて虫歯になってしまったのです。
 歯医者さんに行くのも初めてで、どんな痛い治療をされるのかと思うと、こわくて胸がドキドキしました。
 でも、虫歯を治さないままだと、もっと痛い思いをする。私は勇気をだして歯医者さんに行く事にしました。
 行ってみると、まず診療をする前に、その歯医者さんは、歯の健康についてのニ十分くらいのビデオを見せてくれました。
 虫歯菌がウヨウヨしている気持ちの悪い映像などを見て、私はあらためて、歯みがきの大切さを感じ、さらにデンタルフロスなどを使って、歯間をきれいにする事の必要性を知りました。心配していた虫歯の治療はあまり痛くなくすみました。歯医者さんには、
「この虫歯は乳歯だったんだ。これから一生使う大人の歯は、虫歯にならないようにしようね。」
と言われました。私は帰りに、歯医者さんでさっそくデンタルフロスを購入し、その日から歯みがきといっしょに使うようにしました。
 八〇二〇運動という、『八〇才になってもニ十本以上、自分の歯を保とう』という運動があります。
 歯みがきも、デンタルフロスも、たまに面倒でサボりたくなる時があるけれど、一生自分の歯でおいしく物を食べるために、大切な習慣として続けていきたいと私は思っています。