☆小学校高学年☆

 

● 優秀賞

 

『歯を大切にしよう』 鹿沼市立西小学校 6年 大門 小夏

 

 お母さんから聞いた話です。
 私は三才の頃に歯がぬけ始めました。保育園に通っていましたが、そのクラスで一番早く歯がぬけました。子供の歯がぬけて大人の歯がはえ始めようとしていました。だからお母さんもあまりにも早く歯がぬけ始めたのと周りのお友達にぬけ始めた子がいなかったし、次から次へと歯がぬけていったのですごく不安になって心配したと言っていました。
 私は、病院がとてもいやで、人見知りもあり、歯医者に連れて行ってもらってもなかなかみてもらうことができませんでした。そこで、歯医者さんの先生から、こわがってほしくはないから、まずは、歯医者に慣れる事からはじめましょうと言われ、数回治りょうする事なく、先生やスタッフの方とお話しするためだけに、歯医者に通いました。そのおかげで、先生にもスタッフにも、歯医者にも慣れ、治りょうをすることができるようになりました。今でも仲良しな関係です。でも、治りょうをしていて、いまだに泣くこともあります。歯医者さんに行って、歯をけずられたり、ますいされるのは何度やっても痛いです。しかしむし歯がひどくなった時と比べたら少しガマンすることだけと思いました。
 私はチョコなどの甘いものが大好きです。食べた後に歯みがきをさぼってしまい、その度に、お母さんにおこられてしまいます。むし歯の痛みは十分に分かっています。私はむし歯がひどかった時、ごはんをあまり食べる事ができず、泣いてお母さんに痛いと言ったことがありました。そんなつらい事があったのに、めんどうで歯みがきをさぼる時があります。祖父にも、大人の歯は一生ものになるんだから、食べたら歯をちゃんとみがきなさい、と言われます。一生ものと言われてもぜんぜん、実感がわきませんが、よく考えてみればおばあちゃんになるまで歯はぬける事がなく、ずっと、口の中にあって、この先何十年も使うんだと、不思議な感覚です。そんな何十年も使う歯なら、むし歯予防をしっかりして、むし歯ができたらすぐ、歯医者に行ってみてもらい、定期的に検査に行き、むし歯ができないように努力をしたいです。
 この作文を書いてみて、祖父の言葉や歯医者さんの気持ちを忘れずに、心に残して、これからも、歯を大切にしていきたいと思いました。

 

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