☆中学校☆

 

●教育長賞

『死ぬまで自分の歯で』 鹿沼市立板荷中学校 1年 渡辺成海

自分の家には炊飯器が2つあります。理由は固いご飯と柔らかいご飯を炊くためです。自分と両親と兄姉は固いご飯が大好きです。固いご飯はかむことによって甘みが出てくるのと、唾液と混ざって健康にも良いからです。もう一つの柔らかいご飯を炊くのには理由があります。もう直ぐ80歳になる祖父のためです。祖父は自分たちと同じ固いご飯だと、歯が痛くなってしまうと言っていました。祖父は食事のおかずも選んで食べているようです。自分が小さい頃は一緒にいろんな物を食べていたのに、最近では何もかも柔らかい物を食べています。もし自分が80歳になったら祖父のように柔らかい物しか食べられなくなってしまうのかな、と不安になります。大好きなピーナッツも食べられなくなってしまうのは自分には考えられません。
祖父と同じようにならないようにするにはどうしたら良いのだろうと考えてみました。やはり一番大切なのは食べたらすぐ歯をみがくということです。自分が小さい頃から通っている歯医者行くと、最後に必ずすることがあります。それは、歯みがきの練習です。その時に歯科衛生士の人から、歯みがきのコツを教わりました。それは、歯ブラシを軽く持ち、あまり強くみがかないということと、歯一個一個を丁寧にみがくとういことです。学校での歯みがきで、歯を1個ずつ丁寧にみがくのは無理だけレども、歯ブラシを軽く持ち、あまり強くみがかないというのは時間が無くても出来るので今も続けています。
また、兄から8020運動があるということを聞きました。8020運動とは日本歯科医師会が推進している「80歳になっても歯を20本以上残そう。」という運動です。この運動の目標の言葉は、自分の願いどおりだと思いました。他にも歯は口の中の器官で人体の中で最も固い物で、歯さえあれば、その人が誰だか分かるそうです。そしてこれからも、8020運動を実現できるように、毎日歯磨きをして、8020運動を成功させていきたいです。
そして歯は体にも優しい働きをしてくれています、それは、かむことにより出来る唾液です。この唾液は食べ物の消化の手助けしてくれる働きがあります。その他にも、かむという働きによりあごの筋力が鍛えられ、かつぜつが良くなります。かむとういう働きで出来る唾液は健康にも良いし、かむと、自分の苦手なかつぜつが良くなるということで、一石二鳥だ、と思いました。
こういうことから、歯は、体にとっても大切な役割をしているのだと、改めて感じました。これからも、8020運動を実現できるようにしたいです。