☆中学校☆

 

●教育長賞

『未来の自分の歯のために』 鹿沼市立西中学校 1年 土屋 朱李

私は、今まで歯についてあまり考えたことがなかった。そのため、歯みがきも「ただしているだけ」という状況だった。
そんな時「8020運動」という言葉を学校で聞いた。私はその言葉が気になったので調べてみることにした。
 「8020運動」というのは、日本歯科医師会が推進している. 80才になっても20本以上、自分の歯を持とうという運動だった。なぜ、80才で20本なのかというと、一つは、80才で自分の歯が20本以上あれば食生活にほぼ満足できるということ。二つ目は、少なくとも自分の歯が20分以上あればほとんどの食べ物かみくだくことができ、おいしく食べられるという理由だった。私はこの運動を知り、未来の自分のために「8020運動」を実現したいと思った。そのために、やらなければいけないことを調べてまとめてみた。一つは、自分のむし歯や歯周病のリスクを知っておくことだ。むし歯や歯周病のなりやすさは、人それぞれちがうため、なりやすい人は、注意が必要ということだった。二つ目は、唾液を効果的に出すことである。唾液には歯や歯ぐきを守る多くの成分が含まれている。かみごたえのあるものを食べたり、よく話したり、口の周りのトレーニングをすることで多くの唾液が出る。唾液の量が少なくなると虫歯が増えるそうだ。私は硬いものが苦手であまり食べなかったが、これからは積極的に食べたり、あまりしない口の周りがトレーニングをしていきたいと思う。三つ目は歯医者で定期的にメンテナンスをすることだ。歯医者に痛みや詰め物が取れたりする時だけに行く人は、歯を削る治療が必要となり、歯の寿命が短くなるからである。
 私は、いままで歯について考えたことがあまりなく、歯みがきもただやるだけだった。でも、この「8020運動」を通じて未来の人生のために、健康中を作るのが必要だということが分かった。これを活かして、私は「8020運動」を実現するためにこれから丈夫で健康な歯を作っていきたいと思う。