☆小学校低学年☆

 

●最優秀賞

『しっかりしろ!ぼくのは』 鹿沼市立みどりが丘小学校 2年 福田 隆介

 

 ぼくのまえばは、今一本しか生えていない。
おねえちゃんに、
「なかなかりゅうすけのまえばは生えないね。」と言われ、すこししんぱいになっている。でもおかあさんが、
「大じょうぶだよ、みんなかおがちがうように、はが生えるじきも、はのかたちもちがうから。」
と、いってくれるので、大じょうぶだろうとしんじている。すこし、はぐきがかたくなってきたので、もうすこしだろうとおもっている。
 しかしもう一つ、ぼくはじふんのはのことでしんぱいなことがある。それは、下のはがかさなって生えてきたことだ。さいきんいたむことがある。おかあさんに、
「さっきここのはがいたくなったから見てみて。」
とたのんで、はみがきのときによく見てもらった。すると、おかあさんが
「どうも、はのすきまがせまくてかさなって生えてきたみたいだね。」
と、ぼくにいった。ぼくはびっくりした。むしばになると、はがいたくなるというから、それがいやだからいっしょうけんめいにはをみがいていたのに、むしばでもないのにはがいたくなるなんて・・・。そんなのはいやだ。
「にゅうしがぬけてしまえば、はのすきまがひろがって、きちんと生えるとおもうけどこんどはいしゃさんにみてもらおう。」
とおかあさんがいった。
 はのもんだいは、むしばだけではないんだとわかった。どうしたらまっすぐにきちんと生えてくるのだろう。はいしゃさんにおしえてもらいたいなとおもう。まい日つかうたいせつなじぶんのはだから、これからもしっかりみがきながら、おうえんしていきたい。
「しっかりしろ!がんばれ!!ぼくのは。」