☆中学校☆

 

●最優秀賞

『未来を生きる私のために』 鹿沼市立南押原中学校 2年 大島 優衣

私は最近、歯周病という病気を知りました。
私はそれまで、この病気について知りませんでした。
口の病気は虫歯だけだと思っていたのです。そして、歯周病は、むし歯以上に恐ろしい病気だったのです。
ある日、歯みがきをしていると、チリッと歯ぐきが痛みました。その後うがいをすると、血が出てきたのです。その時、とても驚いた私は、歯医者さんに聞いてみよう、と思い、診察してもらうと、
「歯周病だね。」
と言われました。それについて知らなかった私は、その病気について書いてある本を読んでみようと思いました。見つけた本には、10代でもなることのある病気だということを、いろいろな病気に影響することなど、たくさんのことが書いてありました。そして1番ショックだったのは、口が臭くなるということです。それがとても嫌だった私は、「口を臭くしたくない!」 と、 その日から一生懸命に歯磨きをして、 歯周病を治していきました。 今は、 歯も歯ぐきも健康です。 でも欠かさず歯医者さんに通い、 口のケアをしています。 歯周病とは、 口が臭くなるだけではなく、 進行すると、 歯が抜けてしまうこともある病気です。 さらに、 心臓病を引き起こすこともあると書いてありました。
 この病気自体は、頑張れば治すこともできる病気ですが、他のとても重大な病気を引き起こす危険性もある病気でもあります。つまり歯周病は、私たちの送りたい人生の防げにもなる病気だということです。
歯周病、「なんだ、口の病気か。」と、軽く見ていると、後々、命に関わる病気にかかり、楽しく人生を送ることができなくなるかもしれません。ですから、歯周病の予防をしっかり行うことは、とても大切なことだと思います。
 また、体の健康は、口の健康が大きく関わっています。ある本で、川の上流の水がきれいであれば、下流の水もきれいであり、上流の水が汚ければ下流の水も汚い、という、「上流の医学」というものを知りました。
人間の体の上流にあたるのは、口であるそうです。すなわち、口の健康を維持すれば、身体も健康でいることができる。ということです。
この世界に生きる誰もが楽しく、自分らしい人生を生きたい、と思っているのでないでしょうか。それには、健康が第一です。
 しかし、実際に行動しているひとは少ないはずです。そんな、何をしていいか分からない、というときにはにはまず、口をきれいにするところから始めようと思います。その行動は未来に生きる私たちを救うかもしれません。体の健康は口の健康から。この言葉を胸に未来を生きる私のために、今の私が行動してみようと思います。