☆小学校高学年☆

 

●教育長賞

『歯をじょうぶで健康にするために』 鹿沼市立永野小学校 6年 古橋 真央

 私は、むし歯になったことがあっても、神経をきずつけたり、歯をぬいたりすることはありませんでした。でも、ちゃんと食べ物をよくかんで、朝・昼・夜ちゃんと歯みがきをしているのにどうしてむし歯になるのかが、疑問でした。
 ある日、私とお母さんで歯医者さんに行って歯をみてもらったことろ、お母さんは、むし歯なしで、私はむし歯がありました。そのときは、お母さんと同じように歯みがきをしているのにどうしてむし歯になるのかなと思いました。でも、歯医者さんの先生が、ていねいに歯のみがき方を教えてくれました。その日の夜から、先生に言われたとおり歯をみがいてみました。そうしたら、いつもより口の中がすっきりして、とてもおどろきました。そして、一ヵ月後にまた、歯医者さんに行って歯をみてもらいました。前に行ったときは、奥歯の方がきちんとみがけていなかったので、むし歯になってしまいました。でも今回は、きちんとみがいてきたのでむし歯がないという自信を持っていました。そして、先生にみてもらいました。先生は、一瞬、険しい表情になりましたが、すぐ優し表情に戻って、
「すごいですね。真央さん。むし歯がありませんよ。」
と言われたとき、先生に言われたとおりの、みがき方をしていて良かったと思いました。家に帰って、お母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃんにも、むし歯がなくなった歯のみがき方を教えました。それは、歯、一本一本を何十回もみがくというみがき方です。お母さんも
「これでむし歯をなくせるなら、今日から、やろうかな。」
と言ってくれました。そのとき私は、これからもずっと、このみがき方でみがこうと思いました。
 今も私は、そのみがき方で歯をみがいています。学校でも歯科検診を行いました。そうしたら、いつもならむし歯があるところにありませんでした。
 歯をじょうぶで健康にするためには、食べ物を好き嫌いなくよくかんで食べることも、大切だけど、一番大切なのは、歯、一本一本をしっかりみがくことだと思いました。